ムーギー:離婚の決まり手は何だったのか。相撲の取り組みみたいな用語で恐縮だが。
亜美:いちばんテンぱってるときに、私を全然理解してくれないというか、気配りが全然ないというか。
仕事でも、ロンドンで部下は皆私より一回りも二回りも年上の男性だったんだけど、彼らが休暇を申請したり、仕事を途中のままで帰宅したり、家族の用事で仕事できないときとかも私一人で引き受けて深夜3時までとか働いて。
そして疲れて一睡もしない状態で旦那の朝食を作って倒れるように寝込んだんだけど、ある日、旦那に1週間分の私がつくったご飯の写真を見せられて「毎日おかずの色が変わってないんだけど、同じのばかり作ってるよね?」と文句を言われて。
ムーギー:それは腹立つな。女性が大変なときに優しく守ってあげるのが、役立たずの男性ができる数少ない役割のひとつなのに。
亜美:そして私が留学するときも「仕事をやめて給料は出ない、家賃も俺が全額払っている、ご飯もろくなもの作ってくれない。いい加減にしろよ、このブスが!」と言われて。仕事との両立でいっぱいいっぱいだったのに、それでも旦那のご飯はちゃんと作らなきゃ、と自分なりに頑張ってきたのに、いちばんテンぱってるときにこんなこと言われて、それですぐスーツケース持って出て行ったの。

