元店員 2010/04/16 15:04
私は以前書店で文芸書を担当していました。Sクラスの書店でしたので、御社の営業の方もいらっしゃったことがあると思います。出版社の営業の方は、うちの課長に盛んに売り込みをかけていらっしゃいましたが、はっきり言ってナンセンスです。私も課長からパイロット販売などを支持されましたが、一定期間平積みにして売れなければ即返品、初回配本の部数も大きく減らしました。注文部数は私の裁量でしたから。私はそういう営業をかける出版社は嫌いでしたから、当然嫌がらせもやりました。売れ行きが鈍ったときに、真っ先に店頭から消えるのはそういう出版社の本です。そもそも、そういう営業で売れた本を知りませんが。
装丁うんぬんの話が出てますが、これもお客様の感覚とはかなりずれてると思います。ポップや広告で売れるんですか?お客様は馬鹿じゃない。一度は引っかかるかもしれませんが二度目はない。やっぱり売れるのは面白い本。これは今も昔も徹頭徹尾変わらない。店頭でお客様と接していてそう感じました。
私は目の前でベストセラー作家が誕生していくのをリアルタイムで見る機会がありました。出版社のこの作家の扱いはそれはそれは酷いものでしたよ。それでも少しずつ売り上げを伸ばし、新書でしたが私が退社するころには初回配本で1000部依頼し、2週間で全て売り切りました。私の店のどうどうたる稼ぎ頭です。あまりに売れるので私も読んでみました。やっぱり面白かった。お客様は正直です。この間、まともにキャンペーンすらこの作家に関してはありませんでしたよ。それでもビッグネームに匹敵する売り上げを叩き出したんです。この間店を除いたら、今でもこの作家のために棚を一段使っていました。
「○○賞受賞!」とか良くやってますが、私は店頭で「だからなに?」としか感じられませんでした。だって受賞したって売れないんですもの。新聞、雑誌の書評にしても同じようなものです。さぞや書評に出ている作品を読んで幻滅した経験があるんでしょうね。
売れ筋を探して…出版社の方は良くやってますけど、これもズレてる。売れる作家は居ます。「この作家なら1000部は固い」とか居ましたから。でもそれは、やっぱり面白い本をその作者が書いてくれるから。ブームで売れるのも見ましたが、やっぱりその中でも面白いと思わせるのしか結局残りませんでした。 今まで広告媒体で散々苦い思いをしたからでしょう、そういった宣伝は色眼鏡で見られてますよ。
編集の方も読まれているようですので申し上げますが、本に関して言えば営業で売り上げを伸ばすのは非常に難しいと思います。私は店頭で強くそう感じました。営業で売り上げを伸ばすなんて考えるのをやめて、少しでも「買ってよかった」そう思える本を出してください。今も昔も読者は変わっていません。ずーと感動を求め続けているんです。なぜ本が売れなくなったのか、それは出版社が読者を欺いてきたからだ…と私は思います。
読者は「自分たちの方を向いてくれている…」と敏感に察知します。私はお客様が少しでも喜んでくれるようにと心がけていました。だからでしょうか、私の売り場は幾度と無く全国1位の売り上げ冊数を記録しています。私の担当中でベスト3以下には一回とてなったことはありません。だいたい1位です。
ちなみに、面白い本は安くすれば売れます。ですが、つまらない本はいくら安くしても駄目です。この点は他の商品とは決定的に違います。安いから売れるわけではない。極端な話、つまらなければ0円でも売れません。つまらない本には商品価値は無いんです。
私は以前書店で文芸書を担当していました。Sクラスの書店でしたので、御社の営業の方もいらっしゃったことがあると思います。出版社の営業の方は、うちの課長に盛んに売り込みをかけていらっしゃいましたが、はっきり言ってナンセンスです。私も課長からパイロット販売などを支持されましたが、一定期間平積みにして売れなければ即返品、初回配本の部数も大きく減らしました。注文部数は私の裁量でしたから。私はそういう営業をかける出版社は嫌いでしたから、当然嫌がらせもやりました。売れ行きが鈍ったときに、真っ先に店頭から消えるのはそういう出版社の本です。そもそも、そういう営業で売れた本を知りませんが。
装丁うんぬんの話が出てますが、これもお客様の感覚とはかなりずれてると思います。ポップや広告で売れるんですか?お客様は馬鹿じゃない。一度は引っかかるかもしれませんが二度目はない。やっぱり売れるのは面白い本。これは今も昔も徹頭徹尾変わらない。店頭でお客様と接していてそう感じました。
私は目の前でベストセラー作家が誕生していくのをリアルタイムで見る機会がありました。出版社のこの作家の扱いはそれはそれは酷いものでしたよ。それでも少しずつ売り上げを伸ばし、新書でしたが私が退社するころには初回配本で1000部依頼し、2週間で全て売り切りました。私の店のどうどうたる稼ぎ頭です。あまりに売れるので私も読んでみました。やっぱり面白かった。お客様は正直です。この間、まともにキャンペーンすらこの作家に関してはありませんでしたよ。それでもビッグネームに匹敵する売り上げを叩き出したんです。この間店を除いたら、今でもこの作家のために棚を一段使っていました。
「○○賞受賞!」とか良くやってますが、私は店頭で「だからなに?」としか感じられませんでした。だって受賞したって売れないんですもの。新聞、雑誌の書評にしても同じようなものです。さぞや書評に出ている作品を読んで幻滅した経験があるんでしょうね。
売れ筋を探して…出版社の方は良くやってますけど、これもズレてる。売れる作家は居ます。「この作家なら1000部は固い」とか居ましたから。でもそれは、やっぱり面白い本をその作者が書いてくれるから。ブームで売れるのも見ましたが、やっぱりその中でも面白いと思わせるのしか結局残りませんでした。 今まで広告媒体で散々苦い思いをしたからでしょう、そういった宣伝は色眼鏡で見られてますよ。
編集の方も読まれているようですので申し上げますが、本に関して言えば営業で売り上げを伸ばすのは非常に難しいと思います。私は店頭で強くそう感じました。営業で売り上げを伸ばすなんて考えるのをやめて、少しでも「買ってよかった」そう思える本を出してください。今も昔も読者は変わっていません。ずーと感動を求め続けているんです。なぜ本が売れなくなったのか、それは出版社が読者を欺いてきたからだ…と私は思います。
読者は「自分たちの方を向いてくれている…」と敏感に察知します。私はお客様が少しでも喜んでくれるようにと心がけていました。だからでしょうか、私の売り場は幾度と無く全国1位の売り上げ冊数を記録しています。私の担当中でベスト3以下には一回とてなったことはありません。だいたい1位です。
ちなみに、面白い本は安くすれば売れます。ですが、つまらない本はいくら安くしても駄目です。この点は他の商品とは決定的に違います。安いから売れるわけではない。極端な話、つまらなければ0円でも売れません。つまらない本には商品価値は無いんです。